-秘密の宝島-
-第7章-
「まさに宝物に相応しい暗号だ、フフフ…。」A君は"○"の記号を■部分にセットしてみた。「ガチ!ギギギギ〜…」ゆっくりと宝箱のふたが開いていった…。「ヤッター!!」A君とBさんは手を取り合い、飛び跳ねて喜んだ!(^^)
そう、この暗号は日本の硬貨を表しているのだ。『○◎○◎■○』の並びは、左から1円玉、5円玉、10円玉…となっている。だから■の部分は100円玉を示す"○"ってわけだ(^o^)v
「さてさて、どんな財宝が入っているのかなぁ〜♪」A君が宝箱の中を覗いてみると…
1枚の紙切れが入っているだけ。内容は『特番撮影に協力頂きありがとうございました。○×TV局』」。(・◇・)目が点になった…。
「カットォォォ!!!いや〜最高の特番が撮影できたよ。A君、君は最高の役者だよ!」部屋の隅からTVカメラを抱えたTV局スタッフと監督らしき人が出てきた。どこに隠れていたんだ?A君は全然気づかなかった。突然Bさんが、「ごめんなさい、今まで隠していたけど私もTVスタッフなんだぁ。」えーー!!、A君は何がなんだか…混乱状態。心を落ち着けて詳しく話を聞いてみると、この島はテーマパークとして開発された島で、1番力を入れている「宝探し体験コーナー」の宣伝に使用する特番の撮影だったと言う事だ…。他の参加者はみんなTVスタッフ、つまり"やらせ"であって、知らなかったのはA君だけだったのであった…。当然、途中に出現した大蛇・毒ガス等全ては偽物だったわけである…。
A君はしばらく放心状態だった。「こっちは命かけて頑張ったのに、番組撮影の協力に利用させられていただけなんて…、また町長にはめられた!」A君の怒りは頂点に達しようとしていたが、番組の協力お礼を貰うと怒りも沈まり、滋賀県へ帰っていったとさ♪
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帥Qーム終了