-秘密の宝島-
-第4章-
A君は不安を抱えながらも、大蛇を避ける左のルートを選んだ。「あの大蛇は普通じゃなかったからなぁ〜…」。暗闇の中を、懐中電灯の明かりだけを頼りに前に進んだ。いったいどのくらいの時が経ったのだろうか…。
あ、前方に女性が座り込んでいる!「大丈夫ですか!」A君はすぐに駆け寄り、声をかけた。「あ、大丈夫。この数字の謎が解けなくて…」よかったぁ、意識はあるようだ。この女性は同じツアー参加者の考古学者Bさんだった。先にここまでたどり着いたが、前方の壁に書かれた数字の謎を解くことができず、そのまま体力を消耗して気を失っていたようだ。
他のツアー参加者は誰も来る気配がない。みんなあの大蛇に襲われてしまったのだろうか…。「そんな事ない!」嫌な予感を振り払い、ここからは2人で協力しようとA君は考えた。「任せて下さい、この謎は僕が解いて見せます!」Bさんはニコッと微笑んでくれた。 さて、カッコをつけたもの、どういう意味なんだろう…?『2を取ると13になり、3を取ると20になる。また2と3を取ると10になる』何の数字を示しているんだ?
15
23
奄P8

帥Qーム終了